ターンオーバーを正常に!外敵から守ってくれる有棘層の働き

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ターンオーバー

表皮の中にある「有棘層」。「角質層」はよく聞くけれど、同じ表皮内にあってもなかなか馴染みがないですよね。
でも、ターンオーバーの準備をしたり、外敵の侵入を脳に伝達したり、とても重要な働きをしています。
「有棘層」がどんな働きをしているのか、みていきましょう。

有棘層(ゆうきょくそう)はどこにある?!

皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできています。
皮膚の中でも一番外側に位置する表皮(「肌」とは?肌(皮膚)の基本構造と役割参照)。その表皮の中で、「顆粒層(かりゅうそう)」と「基底層(きていそう)」の間にあります。
尚、角質化は「有棘層(ゆうきょくそう)」から始まります。「角質層」は死んだ細胞でできていますが、「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」は生きた細胞でできています。

有棘層

出典:http://bihada-sensei.com

有棘層(ゆうきょくそう)とは?!

5~10層からなる、表皮の中で一番厚い層。下層側では多角形ですが、上昇するにしたがい扁平になっていきます。核は円形です。
表皮には血管がありませんが、この層には組織液が流れていて栄養を運びます。リンパ液が流れている他、知覚神経もあります。

有棘層の由来となった「デスモゾーム接着」

有棘層の細胞同士は、「デスモゾーム」接着という大変強固な結合(構造)となっています。

有棘層 デスモソーム

出典:内山九段クリニック

上の図の、有棘層内の「デスモゾーム」の部分を拡大すると、下図のような構造になっています。

デスモソーム 有棘層
出典:株式会社 医学生物学研究所

この接着部分が棘のように見えるのが名前の由来です。

角質化の準備

細胞内部では、角質化に向けて準備しています。有棘層では、タンパク質の転写開始やオドランド小体も発現し始めます。(オドランド小体については保湿の主成分と紫外線バリア機能で美肌をつくる!顆粒層の働き参照)

ランゲルハンス細胞

有棘層には「ランゲルハンス細胞」という免疫細胞があり、表皮全体の細胞数の2~5%をしめています。
ランゲルハンス細胞 有棘層
出典:内山九段クリニック

表皮細胞の間に突起を伸ばして、体に侵入してきた抗原(細菌、ウイルス、アレルギー物質など)を自らの内部に取り込んでその情報をリンパ器官でリンパ球に伝えています。ランゲルハンス細胞によって感知され、神経細胞を介して脳に伝えられます。
(詳しくは、美と健康に欠かせない!ランゲルハンス細胞の重要な2つの役割参照)

アレルギー反応

ランゲルハンス細胞は、体内に入ってきた物質が「異物なのか?」「そうではないのか?」を判別しています。
異物と判別した場合は体外に排除しようとします。その時に現れるのが「アレルギー反応」です。

まとめ

よく聞く「角質化」は、角質層だけではなく、有棘層から始まっていたんですね^^ターンオーバーを正常に保ち、美肌になるためにも、有棘層は重要ですね!
ランゲルハンス細胞も、大切な働きを担っていてくれていますね!

  • 有棘層は、表皮の中で「顆粒層」と「基底層」の間にある。
  • 角質化は「有棘層」から始まる。
  • 5~10層からなり、表皮の中で一番厚い。
  • 有棘層の細胞同士は、「デスモゾーム」接着で棘のように見えることから、「有棘層」の由来となった。
  • 有棘層では、タンパク質の転写開始やオドランド小体も発現し始める。
  • 有棘層には「ランゲルハンス細胞」という免疫細胞があり、表皮全体の細胞数の2~5%をしめている。
  • ランゲルハンス細胞は、刺激を脳に伝達する重要な役割がある。
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